
Activity・Interview
協会員の活動・インタビュー
2024年9月26日
インタビュー
自分のためだけの「余白」の時間を……
直営 校te ao te poプロフェッショナルコース受講生
RAND candle (ラントキャンドル) 中山香織さん
Instagram:@rand.candle

--プロフェッショナルコースを選んだ理由
先生の作るキャンドルと世界観がものすごく好きだから、が一番の理由でそれがすべてです。プロフェッショナルコースを受ける前のレッスンで、私の好きな雑に見える質感は緻密に考えてあえて狙って雑に仕上げていることを知ってますます夢中に、そしてもっと知りたい!と思いプロフェッショナルコースを始めました。レッスン中は、大胆に作るところ、慎重にタイミングを見るところ、スピード勝負のところ、適当でいいところ、手を抜いちゃダメなところ、それをちょうど良いタイミングで先生が声をかけてくれます。そしてすべての作業に理由、根拠がある、これが私にとても合っていました。あの根拠があってのあれだから、こうしてOKだなと今でも私の中での判 断材料になっています。それから教室の空気が好き、気負いなく過ごせる雰囲気が大好きです。初めてゆりか先生に会った時に、あ、ここなら通える!と思いました。
--キャンドルを始めたきっかけ
コロナ禍の閉鎖的な生活を気を張りながら悶々と過ごしていた時に、te ao te poの記事が地元の新聞に載りました。キャンドルを手にゆったりと微笑むゆりか先生とキャンドルがとてもステキですぐに体験レッスンに申し込みました。紙筒で作った明るい色のグラデーションキャンドルが初めて作ったキャンドルです。こんなにステキなキャンドルを自分で作れたことが奇跡みたいで感動しました。材料を測るのも細々した準備も好き、飾ってもかわいくて癒されるし、灯すとほっとする、ロウが垂れ変わっていく姿に夢中でどんどんキャンドル全部にはまっていきました。

--キャンドル制作の魅力
キャンドルのことしか考えない、これが一番 の魅力です。どんな仕上がりにしよう、どんなふうに灯そう、ロウは垂らす?垂らさない?、そこを考えて材料をそろえたり使うモールドを決めていく、もう余計なこと考えてる暇はないです。そしてモールドから外す瞬間が大好きです。明日も頑張れるように自分用にキャンドルを作ってから眠ることも。出来上がりが楽しみすぎて翌朝は飛び起きます。モールドから外したり紙筒を剥がす時間は自分へのご褒美、プレゼントだと思っています。
--今後の目標や夢
自分のことは後回しであっという間に終わっていく毎日の中でキャンドルを灯している間は私だけの時間だと気付いて肩の力がスッと抜けました。少しでも自分の時間を持てますように、と屋号をドイツ語で「余白」の意味がある「RAND」に。キャンドルを灯してロウが垂れ変わっていく姿を眺められるそんな「余白」の時間を持てますように、と溶け姿にこだわったキャンドルをもっと追求していきたいと思っています。
それからキャンドルナイトをしたいです!両手で抱えるような大きなキャンドルを並べて。ゆりか先生の開催された父母ケ浜の潮溜りにキャンドルを並べたキャンドルナイトがこの世とは思えないくらいステキでした。ここは山間なのでここでやるとしたら、と考えてわくわくしています。
--これから始める方へ
レッスンを通しておもしろいのは先生方が口を揃えて、レシピを疑え、この通りに作らなくていい、と伝え続けてくることです。はじめはえ、いいの?戸惑いましたが、キャンドルを通して好きなポイント、こだわりたいポイントが見えてきた時にこの言葉の意味がわかります。作ったけどこの先どうする?と立ち止まったときの「作るのその先」を意識したレッスンも動画で見ることができるしレッスン中も出し惜しみなく話してくれます。松本でのレッスンでは県外から来る方と毎回ご一緒します。飛行機で来る方も。そんな日常ではきっと出会えなかった方とキャンドルを通じていろんなお話ができるのもすごく楽しいです。

